2012年11月 2日 (金)

夕日に沈む民主党政権

1029日、臨時国会が開催されました。

民主党の代表選挙を経て新体制ができてからすでに1ヶ月以上の時間が過ぎています。「なぜいままでぐずぐずしていたのか」という思いを拭うことができません。

 

臨時国会冒頭、衆議院で行われた野田首相の施政方針演説は驚くほど無内容なものでした。

具体的な政策に踏み込むことなく、党内の対立を避けるために表現をぼかし、美辞麗句の類いを連ね、挙げ句の果ては「夕日の美しさに感動」などと言い出すに至っては誰かが夜中に酔っぱらって書いたポエムとしか思えません。

現実のこの厳しい情勢を前にしてこのようなのんきなことを言えるというのは、己の責任を自覚していないからに違いありません。

参議院では問責決議を受け、その対応を取らないまま一切無視し続けているため、冒頭の施政方針演説さえできないという、極めて異例の事態になりました。

夕日とともに沈みつつあるのはまさに民主党そのものなのです。

 

「いたずらに政治空白を作ってはならない」といいますが、その政治空白を作っているのは、解散を恐れ、私利私欲で国民に信を問うことを先延ばしにしている野田首相と民主党議員たちです。

もはや野田内閣が居座る限り政治空白は続くということが分からないのでしょうか。

 

演説の中で野田首相は「明日への責任」ということを何度も繰り返しました。

民主党はこの3年間の失政と国民に対する裏切りによって、その「明日」が無いということがまだ分かっていないのでしょうか。分かっているからこそ最後まで議席にしがみつき、醜態を晒しても議員を続けたいと考えているのでしょう。

 

民主党の幹事長は日教組の出身ですが、組合にはにはサボタージュという戦術があります。何もしないことでこう着状態に持ち込み、権力側を困らせるというものですが、現在、権力の側にいるのは民主党自身です。

政治を進める責任がある側がサボタージュしているという喜劇のようなことが実際に起きています。国民に迷惑をかけ、「野党が協力しないからだ」などと責任を転嫁するのは完全な自己矛盾です。

まさか国政でそんなものが通用するなどと考えているとは信じられないのですが、「国民生活を人質に取っている」などと言っているのを見ると、子どもがだだをこねているように見えてなりません。

 

法案成立の環境を整えるのはあくまでも与党の責任です。「近いうち」といいながら衆議院の解散を先延ばしにする野田首相、法案成立のために何にもしない輿石幹事長。国民生活を人質に取って籠城でもするつもりでしょうか。

 

このままでは民主党は次の選挙で壊滅的な打撃を受け、二度と信頼を回復することはできないでしょう。

そのような状態に陥ることを少しでも防ぐには、これまでの国民に対する裏切りをわび、すみやかに信を問い直すことしか方法はありません。

 

 

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